ガラケー


現在では、1人に1台スマートフォンを持つことが当たり前になっていますが、携帯電話が普及し始めた当初は、一部のお金に余裕がある方しか所有することができなかった高級品でした。携帯電話のサービスが開始されたのが、1985年と今から35年も前になります。一般向けの携帯電話として発売されたショルダーフォン101型は、肩から提げて持ち歩くタイプの携帯電話でした。重さも3kgありましたし、非常に高価なものだったこともあり、一般の方には普及しませんでした。

1987年にはNTTからハンディタイプの携帯電話が発売されましたが、それでも重さが1kg弱もありましたし、連続通話時間が1時間程度だったということもあり、一部の会社員の方しか所有していませんでした。

携帯電話が一般の方に普及し始めたのは1990年代の後半です。携帯電話の桁数も11桁に増え、多くの方が携帯電話を所有するようになりました。その後、携帯電話でメールを送れるようになったり、写真を撮影することができる機種が登場したりなど、現在のスマートフォンの礎となるモデルが多く登場しました。サービス内容も充実しつつ、料金も徐々にリーズナブルになってきたこともあり、スマートフォンが普及する2010年代までは、多くの方がガラケーを所有するようになりました。